所属している研究グループ : リスク評価グループ(グループリーダー)、国際貢献・情報グループ
水銀化合物の曝露に伴う健康影響には個人差が見られます。メチル水銀曝露に対するハイリスクグループとして、高濃度の水銀に曝露したグループ、及び水銀に対する高感受性のグループが挙げられます。特に、胎児、乳幼児は、脳神経系が発達段階にあるため、メチル水銀に対する感受性が高いことが知られています。また、疾患に伴う代謝異常は水銀化合物の曝露に対する感受性に影響を及ぼす可能性があるため、これらのグループにおいてはメチル水銀への曝露を正確に把握し、健康影響に関する適切なリスク評価を行う必要があると考えられます。
本研究室では、メチル水銀曝露に対するハイリスクグループにおける曝露評価研究、及び感受性要因の解明を目指した実験研究を行っています。
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2010年
2024-2026年度 JSPS科研費 基盤研究(C)(代表)
糖代謝異常の病態下におけるメチル水銀の代謝・動態と母児移行
2022-2024年度 JSPS科研費 基盤研究(C)(研究分担者)
日本人コホート集団を対象とした水銀曝露と循環器系疾患リスクの評価
2020-2022年度 厚生労働省労災疾病臨床研究事業費補助金(研究分担者)
溶接作業者の溶接ヒュームばく露(個人ばく露と生体内ばく露)と健康影響の関係に関する疫学的研究
2021-2023年度 JSPS科研費 基盤研究(C)(代表)
糖代謝異常の病態下におけるメチル水銀の母仔移行に関する研究
2016-2018年度 JSPS科研費 基盤研究(B)(研究分担者)
鯨・マグロ類多食集団における高濃度メチル水銀曝露のリスク評価と生体防御機構
2016-2019年度 JSPS科研費 基盤研究(C)(代表)
糖尿病の病態におけるメチル水銀の動態・毒性発現の修飾機構
2011-2013年度 JSPS科研費 基盤研究(C)(研究分担者)
発達期脳へのメチル水銀毒性に対する食物由来セレン化合物の抑制機構に関する研究
2011-2013年度 JSPS科研費 挑戦的萌芽研究(代表)
疾患由来の代謝異常がメチル水銀の毒性発現に及ぼす影響