NIMDについて

組織、部門、職員・研究員紹介

中村 政明Masaaki Nakamura

所属している研究グループ : 臨床・福祉・社会グループ

専門:脳神経内科、神経生理学、毒性学(重金属)

研究テーマ・担当業務

研究

メチル水銀曝露のヒト健康影響評価および治療に関する研究
メチル水銀中毒の神経症候の客観的評価法の確立:脳磁計や 3 テスラ MRIを用いて、メチル水銀中毒の脳機能の客観的評価法および臨床に有用な指標の確立を目指して研究を進めています。

脳磁計
3テスラMRI

また、水俣病患者の QOL の低下の原因になっている痙縮やジストニアなどの不随意運動、慢性難治性疼痛などに対して、磁気刺激治療およびボツリヌス治療の有用性を調べています。

クジラ由来の高濃度メチル水銀の健康リスク評価
日常的な海産物摂取による高濃度の水銀曝露による健康影響を調べるために、クジラ摂食により高濃度のメチル水銀に暴露されている太地町で健康調査を行っています。

業務

地域福祉支援業務
介護支援を通して、メチル水銀汚染地域住民の健康増進にも積極的に取り組んでいます。

主な研究業績
外部資金による研究
主な履歴、学歴、学位、表彰等

博士(医学)、日本神経内科専門医、日本内科学認定医

  • 2004年日本臨床検査医学会奨励賞
  • 2003年熊本大学医学部神経内科同門会賞
  • 1996-1999年米国Indiana大学博士研究員
  • 1996年熊本大学大学院医学研究科博士課程卒業
  • 1987年熊本大学医学部卒業