NIMDについて

組織、部門、職員・研究員紹介

板谷 美奈Mina Itatani

所属している研究グループ : 臨床・福祉・社会グループ

総合臨床室では脳磁計とMRIを用いた水俣病の客観的評価および磁気刺激装置を用いた水俣病患者の疼痛の治療研究を行っており、被験者が安全に検査・治療を受けられるよう看護師の立場からサポートを行っています。具体的には、検査・治療に関するマニュアルの作成、水俣市立総合医療センターとの打ち合わせ、救急・感染症対策の勉強会の開催及び脳磁計の結果説明の際の認知症予防を含めた生活指導を行っています(図1)。
また、水俣病被害地域(水俣市、出水市、津奈木町)の福祉活動を支援するために、各社会福祉協議会と協力して認知症予防のための手工芸教室を行っています(図2)。効率の良い手工芸教室を行うための研究を行っており、アンケート調査を行いながら手工芸の課題を決定する方法が有効であることを明らかにしました。また、国水研が提供する手工芸教室の効果をNIRSで評価したところ、前頭前野が活性化するという結果を得ることが出来ました。

図1:認知症予防を含めた生活指導の様子
図2:手工芸教室の様子
研究テーマ・担当業務

プロジェクト研究

メチル水銀中毒の予防および治療に関する基礎研究

業務

地域福祉支援業務

主な研究業績
主な履歴、学歴、学位、表彰等
  • 看護師免許取得(2002.3)
  • 大阪府内、熊本県内の病院で勤務
  • 国立水俣病総合研究センター看護師として勤務(2016.4~)