2016年12月6、7日に、水俣病情報センター講堂で、NIMDフォーラム2016を開催しました。NIMDフォーラムは、国内外の水銀研究の専門家を招聘し、水銀に関するテーマで研究発表および意見交換を行う国際フォーラムとして、水俣市で隔年に開催しています。今年度は、上記テーマについて国内外14名の研究者が発表を行い、発表後はフロアから活発な質問が飛び交う有意義なフォーラムとなりました。当日のNHKのニュースでもフォーラムの様子が流され、また、翌日の新聞にも記事が掲載されるなど、NIMDフォーラムでの水銀研究の発表に対する注目度の高さが窺えました。 NIMDフォーラム後には、招聘した研究者に水俣病を始めとする水俣の歴史・文化を学んでもらうためのスタディービジットを企画開催し、水俣病資料館、JNC、親水護岸・慰霊碑等の見学を行い、最後は国水研の屋上や研究室、リハビリテーション室等の訪問をしていただきました。参加された研究者いずれも、長旅や2日間のフォーラムの後にも関わらず、疲労を感じさせない意欲的な質問が飛び交い、水銀に対する関心の高さが窺える意義深いスタディービジットとなりました。 2日間に亘っての開催期間中、御講演いただいた先生方、そして御協力、御参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。



名   称 NIMD Forum 2016
Pathomechanism of Methylmercury Toxicity
~Various Approaches to the Problem ~
メチル水銀毒性の病態メカニズム ~ 問題への様々なアプローチ ~
会   期 平成28年12月6日 (火) 9:30 ~ 17:30
平成28年12月7日 (水) 9:30 ~ 12:30
場   所 水俣病情報センター講堂(熊本県水俣市明神町55-10)
レセプション 湯の児 福田農場 


【Proceedings】
http://nimd.env.go.jp/kikaku/docs/Proceeding of nimd_Forum 2016.pdf

【フォーラムの様子】

講演風景1

講演風景2


フロアでのフォーラム参加者

レセプション終了後の集合写真