施設の概要
水俣病情報センターは、環境省国立水俣病総合研究センターの付属施設として、平成13年(2001)6月にエコパーク水俣「まなびの丘」に開館しました。
当センターは、①水俣病に関する資料・情報を⼀元的に収集、保管、整理し、広く提供するとともに、水俣病に関する研究を実施する機能、②展示や情報ネットワークを通じて研究者や市民に広く情報を提供する機能、③水俣病に関する学術交流等を行うための会議を開催する機能等を備えた施設です。
館内の展示コーナーでは、当センターが研究機関である国立水俣病総合研究センターの付属施設であることを生かし、水俣病に加え、自然界にある水銀の種類・性質や水銀の循環など、水俣病の原因物質である水銀について学ぶことができます。また、水俣湾の海水及び大気中水銀濃度測定の結果を随時更新して展示しています。その他、国立水俣病総合研究センターの研究成果や世界の水銀汚染問題に関する国際協力活動、水銀に関する水俣条約についても紹介しています。
これらの活動を通じて、水俣病についての⼀層の理解の促進、水俣病の教訓の伝達、水俣病及び水銀に関する研究の発展への貢献を目指しています。
水俣病情報センター(MDA)のロゴマーク
皆を照らす、美しく輝く水面。
自然豊かな水俣。空と、緑と、海。水俣の風景を、水面で表現しました。
自然の尊さを知る水俣。
その尊さを伝える場所としての役割。
その思いを込めて、水俣病情報センターの外観に自然の水面を重ね合わせました。
施設の概要
鉄筋コンクリート地下1階地上3階建
建築面積767.88m²、延床面積1808.94m²
環境への負荷を抑制するため、太陽光発電、エコボイド、氷蓄熱冷暖房、雨水利用、LED照明等の設備を取り入れています。
1階 | バーズビュー・スペース(現在の水俣の姿を紹介する映像を上映)/小展示室/小会議室/事務室 |
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2階 | 展示室/講堂/水俣病資料館への連絡通路 |
3階 | 第1資料室/第2資料室/閲覧室/資料整備室 |
屋上 | 展望スペース/展望案内板/太陽電池パネル/大気・雨水モニタリング |
バリアフリー化について
歩行が困難な方でも利用しやすいよう、屋外や施設内には階段の他にスロープやエレベーターを設置しています。他にも以下のようなバリアフリー化に取り組んでいます。施設利用に当たり、お手伝いが必要な方は、遠慮なく職員にお申し出ください。
駐車場
隣接する水俣病資料館付近に歩行が困難な方の駐車スペースを5台分程度設けています。水俣病情報センターへの入館方法は以下のとおりです。具体的な場所は以下の位置図をご確認ください。
○身障者専用駐車場へ駐車後、水俣病資料館へ入館し、渡り廊下から水俣病情報センターへ入館。
○⼀般駐車場もしくは身障者専用駐車場へ駐車後、屋外通路を通り、水俣病情報センター正面玄関から入館。
また、事前にご連絡いただければ水俣病情報センター正面玄関前に駐車も可能です。
車いすの貸出し
車いすについて、無料で貸出しを行っています。車いすは2台あります。ご利用の際は1階事務室の職員までお声をおかけください。
○車いす1台につき1名以上の介助の方の同伴をお願いしています。
○車いすの利用範囲は、水俣病情報センター内のほか、水俣病資料館、熊本県環境センター及びその敷地範囲内となります。利用後は閉館時間までに水俣病情報センター1階事務室までご返却ください。
○事前の貸出し予約は行っていませんので、ご利用は先着順となります。
※ただし、団体見学申込の際の車いす予約は受け付けていますので、団体見学申込書提出の際に合わせてご記入ください。