第11回国際水銀会議(地球環境汚染物質としての水銀国際会議)が7月28日(日)〜8月2日(金)の日程で、スコットランド・エディンバラにて開催されました。本会議は、水銀問題に関する幅広い分野の研究者が一同に会し、水銀に関する最新の研究成果を発表する大規模の国際学術会議で、2年に1度開催されております。
会場(EICC) | 看板 | オープニングセレモニー |
国水研は前回に引き続き、本会議においてもブースの出展及びスペシャルセッションを主催いたしました。
ブースでは、国水研の活動紹介や水俣病に関するポスターの掲示及び毛髪水銀量の測定を行いました。ブースには多くの人が訪れ、特に体内の水銀濃度を測定する毛髪水銀の測定は人気であり、前回測定結果と比較をしたいと、2大会連続で測定に訪れた方もいました。
毛髪採取 | → | 測定 | → | 結果の公表 |
また、スペシャルセッションは「海洋哺乳類の水銀と健康リスク」をテーマに、海外の研究者4名(アメリカ、カナダ)、国内の研究者2名、国水研の研究者2名の8名が、質疑応答を含む15分の発表を行いました。会場には最終日のセッションに拘わらず、約50名の方が集まり、多くの質疑応答が飛び交う活発なセッションとなり、非常に良いセッションであったと、参加者から好評を得ました。
水銀会議の開会式と閉会式では、もっとも貢献度の高かったスポンサーの一つとして学会長から謝辞が述べられました。また、スペシャルセッションは熊本日日新聞の記事でも紹介されました。